パークハイアット東京『ニューヨークグリル』ランチブッフェ 2018年9月

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前菜とテーブルサービスのパン

パン

オリーブ入りのパンと、北海道産の無塩バター。


パンは手でちぎるのに力が必要なタイプです。
もっちりとした小麦の存在感と、オリーブの塩っぱい感じが絶妙。


前菜①

ズッキーニのグリル、自家製ベイクドリコッタチーズ、アスパラガスのサラダ、長茄子のロースト エシャロットとケッパーのサルサ、トマトのマリネ、コリンキー南瓜のレモンマリネ、インゲンとベーコンのマリネ
まずは野菜系を中心に。
焼き目が香ばしいズッキーニ、オイルのよく染みた焼茄子、きゅっきゅっと固めな歯ざわりのインゲンなど。


左下のコリンキー南瓜のレモンマリネは タルタルっぽい味付けの生カボチャ。食感はニンジンに似ています。


自家製ベイクドリコッタチーズは『ニューヨークグリル』イチオシメニュー。私だけが大好きなわけではなく 誰もが同じ思いらしく、すぐに無くなっては熱々が補充されます。
本当美味しい ほくほくチーズ。


前菜②

宮城県産 赤豚ジャンボンブラン、生ハムメロン、沼津湾・塩釜港MSC 鰹のグリル、海老のカクテル、蛸のセヴィーチェ フェンネルとパッションフルーツ、サステナブル アトランティックサーモン、国産牛スネ肉 自家製パストラミ
魚介&肉類は、6月と全く同じラインナップでした。


今回最も感動した品は 国産牛スネ肉 自家製パストラミ。今までよりもさらに柔らかい!
まるでじっくり煮込んだかのような肉質で、口に入れると 繊維がバラバラに解ける
パストラミはベーコンの仲間、という認識ですが、こちらは他と一線を画す代物です。


沼津湾・塩釜港MSC 鰹のグリルは 身の濃厚さ、焼き目の香ばしさが印象的。個人的に ブッフェの鰹料理は大概水っぽく感じますが、『ニューヨークグリル』のものは唯一美味しいと思えます。


海老のカクテルは 締まった歯ごたえで、身の旨味を心底味わえる。


前菜③

ほぼ全種を再度。


グリルしたての熱々ベーコンが最高でした。グリーンサラダの隣にしれっと置かれていますが、隠れた逸材ですね。

選べるメインディッシュ

1人1品選べるメインディッシュは、今回も2人それぞれハーフ&ハーフに盛り付けていただきました。


国産牛サーロインのグリル鹿児島県産鶏胸肉のグリル、どちらも飾らない味付けで、肉そのものの旨みを噛み締められます。


鶏胸肉は きめ細かい繊維の隙間に肉汁がギュッと閉じ込められ、しなやかで柔らかい。
バター風味の旬野菜も とっても美味しい。


牛肉はミディアムに焼いてもらいました。
”炭火焼き肉にタレ”といったシンプルさで、美味しい牛食べてる!という感じ。

デザートブッフェより


6月のアメリカンチェリー枠が そのままシャインマスカットにチェンジ。
マンゴー系はまだ残っており、夏から秋への移行期間という印象。

デザート①

無花果のケーキ、マンゴータルト、アメリカンチェリーチョコレートケーキ、沖縄県産パッションフルーツスフレチーズケーキ、チョコレートクッキー、ドーナッツ
アメリカンチェリーチョコレートケーキは 濃厚ケーキではあるものの、チョコではなくマジパンのような濃さと粘り。『ニューヨークグリル』らしい重量感です。
ドーナッツは 毎回ちょっと遅れて登場し、おそらくデザートタイムに合わせて揚げていると思われます。ザラメがジョキジョキと立っていて美味しい。


手前の無花果のケーキは 無花果よりもアーモンドが主力。ぽよよんっと弾力のあるアーモンド生地、底にパリッと焼き付いたスライスアーモンドも好印象です。
マンゴータルトは贅を極めた一品。完熟マンゴーてんこ盛り、さらにタルト生地まで絶品です。バター含有量が多いのか、サブレのようなサクほろ感&コク深さ。ペストリーブティックのタルトと遜色ない味わいだと思います。

デザート②

ヴァローナチョコレートムース パッションフルーツソース、岩手県しあわせ牧場ミルクのプディング、マンゴークリームロール、シャインマスカットタルト、青森県産ふじりんごのパイ、チョコレートケーキ、シャインマスカット
マンゴークリームロールは まさに店売りそのまんま。(6月のブッフェ、7月の「スイートハイティー」でも頂きましたが、若干サイズアップしたような。シルエット的にも店売りさながらです。) クリームに溶け込みつつも、”薄まった感”の無い パワフルなマンゴー味。もちもちのスポンジも美味しい。
岩手県しあわせ牧場ミルクのプディングは 前回よりも嵩が減り、ミルクに対してゼリー部分が多すぎに感じたかも。


シャインマスカットタルトは ジャム化したシャインマスカットがとろ~り。こちらもやはり濃厚なアーモンド生地が美味しい。


生シャインマスカットも食べ放題。わっしょい!


チョコ系の中では、このチョコレートケーキがイチオシです。ガナッシュのようなしっかりとした凝縮感。


ちなみに、ペストリーブティックのロールケーキは マンゴーから和栗に切り替わっていたので、ブッフェにも もうじき和栗ロールが登場するのでは?と予想(&期待)します。


デザート③

バニラアイスクリーム、マンゴーシャーベット
濃厚すぎるくらい濃厚なアイス2種。


バニラアイスクリームは これほど美味しいものは他に無いと思います。
ほんのり卵感のあるミルクの味、滑らかな口溶け、何よりおびただしいバニラビーンズの芳香。香料ではない本物のバニラの香りで、濃くもクドさが全く無い!

おかわりタイム


マンゴー食べ納め。



以上

価格さえ許容できれば、最高のランチブッフェが体験できます。
素材・調理・状態、肉用ナイフの切れ味に至るまで、他のブッフェ店を圧倒するレベル。

もう少し秋が深まったら再訪したいと思います。(そろそろNYチーズケーキが復活すると嬉しいなぁ。)

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