パークハイアット東京『ニューヨークグリル』ランチブッフェ 2018年6月

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前菜とテーブルサービスのパン


前菜のブッフェ台より、概ね全種類。
パンは 各テーブルに 大きなものが1本サーブされます。


パン

オリーブ入りのパンと、特製ホイップバター。

私好みの、むっちり噛みしめる系。
オリーブの塩加減が程よく、ふわふわのバターをたっぷり付けると最高。


前菜①

宮城県産 赤豚ジャンボンブラン、生ハムメロン、インゲンとベーコンのマリネ、チーズ(フランス産カマンベール ヴューポルシュ、フランス産コンテチーズ、イタリア産ペコリーノチーズ)、アスパラガスのサラダ、トマトのマリネ。
ベースの食材は 基本的に変わりませんが、味付けは 訪問の都度ちょこちょこ変化しています。食材の品質は 間違いなくブッフェ最高峰でしょう。

トマトのマリネは 大きさ・固さ様々なトマトが楽しめました。
アスパラガスのサラダは ケッパー×ドライトマトのイタリアンな酸っぱさ。アスパラは もう少し固さがあっても可、だったかも。
チーズの中では とろ~り半溶けの フランス産カマンベール ヴューポルシュが好み。枝付きの干し葡萄も 風味良く美味しい。

生ハムは 独特な風味がモワ~ッと来るタイプ。口に入れると脂が溶け、芳醇な香りが広がります。

宮城県産 赤豚ジャンボンブランは カットの薄さ、サシの入り具合が絶妙で、豚肉とは思えない 雪のような柔らかな口溶け。


前菜②

自家製ベイクドリコッタチーズ、国産牛スネ肉 自家製パストラミ、沼津湾・塩釜港MSC 鰹のグリル、ビーツのマリネ、サステナブル アトランティックサーモン、海老のカクテル、蛸のセヴィーチェ フェンネルとパッションフルーツ、黒皮南瓜のロースト、千葉県産サツマイモのロースト。
シードやナッツ、フルーツが使われ、彩り味わい様々です。

ビーツのマリネは カッテージチーズが調味料的な役割を果たしており、ビーツのジューシーな甘みを引き立たたせます。
黒皮南瓜のローストは ホクホクの南瓜とはまた違う、夏野菜らしい瑞々しさ・上品な甘さを感じました。ズッキーニに近いかも。
千葉県産サツマイモのローストは 芋周りの蜜(?)が非常に美味しい。松の実の独特な風味に、ほんのりアルコールの香りも交わり、”大人の甘さ”という感じ。芋自体も、固すぎず、やわらかすぎず、良い食感でした。

サステナブル アトランティックサーモンは 大トロのように脂豊富で 実に柔らか。
海老のカクテルは 相変わらずのBIGっぷり。ぷりっぷり。
右下の 蛸のセヴィーチェ フェンネルとパッションフルーツは ニンニクと柑橘とが相乗効果を発揮し、お腹が空く味付けです。

国産牛スネ肉 自家製パストラミは いわゆる加工肉とは別物で、塩味よりも牛肉の旨みが圧倒的に上回ります。コク深い味わいはビーフジャーキーのようでいて、ソフトな食感はローストビーフ、といったところ。
沼津湾・塩釜港MSC 鰹のグリルは 味の濃い鰹のタタキです。トマトの酸味を効かせたイタリアン風の味付けですが、前回よりも”和寄り”に感じたのは、ネギがプラスされたからでしょうか。このバランスは大変気に入りました。

自家製ベイクドリコッタチーズは 『ニューヨークグリル』の看板メニューだと 勝手に思っています。ホクホクの温かなリコッタが ミルキーでたまらなく美味しい。


前菜③

お気に入り…というか、ほぼ全種を再度。
皿の半分、肉!

シマシマが美味しいサーモン。

選べるメインディッシュ


メインディッシュは1人1品選べますが、2人利用ならハーフ&ハーフに対応可とのことで、魚と豚肉を ワンプレートに盛り付けていただきました。

店名に『グリル』と冠しているだけあって、グリルの香ばしさ溢れる美味しさ。
個人的な好みとしては、どちらの料理も ソースが無くても十分美味しいかなと思いました。

築地より本日の鮮魚 トマトのローストとクーリー
この日は真鯛でした。パリッと”炭感”のある皮目が たまらない。

クーリー(トマトソース)は 火を通さないソース、とのことで、酸味と青味が残る爽やかな味わいでした。

千葉県産豚ロースのグリル 白インゲン豆のピューレとブロッコリーニのロースト
フォンドボーを用いたソースが別添え。

ぷりっと弾ける豚肉。ほのかなピンク色を残し、柔らかくも肉質が感じられる秀逸な仕上がりです。


アイスティー

コーヒー・紅茶は ブッフェ料金内で、おかわりも可能。
さて、デザートのブッフェ台へ。

デザートブッフェより


アイスを除き、デザートはこれで全種です。
今回は マンゴーとチェリー多数!!
○○フェアとは設定されませんが、季節感を楽しめる様相となっていますね。


デザート①

沖縄県産アップサイドダウンパイナップルケーキ、沖縄県産パッションフルーツスフレチーズケーキ、アメリカンチェリーチョコレートケーキ、チョコレートクッキー、チョコレートクッキー、ドーナッツ。
こちらのデザートは、かなり重量級。
左下のチョコレートクッキーは 意外とチョコ粘度が高く、お腹にズシッと来ます。ブラウニーを圧縮したかのよう。

沖縄県産アップサイドダウンパイナップルケーキは 弾力のあるアーモンドケーキに、ジャム化した 甘々なパイナップル。沖縄のお土産品を思い出します。
沖縄県産パッションフルーツスフレチーズケーキは 上面にパッションフルーツの種が見えますが、下のフワフワ部分にも 柑橘の酸味がよく効いていました。チーズらしい粘性や風味は ほぼ無く、トロピカルスフレケーキ、という感じ。

アメリカンチェリーチョコレートケーキは 何種類かスパイスが入っているのか、クリスマスプディングのような 独特な風味を感じました。『ジランドール』朝食のクグロフにも似ているかも。

マンゴータルトは 濃厚なダマンド生地に カスタードクリームとココナッツロング、そして溢れんばかりの完熟マンゴー。フィナンシェのようにシットリとした生地も美味しい。

ドーナッツは 揚げたて感、モチモチ感、ザラメのシャリシャリ感が お気に入り。


デザート②

ヴァローナチョコレートムース パッションフルーツソース、岩手県しあわせ牧場ミルクのプディング、マンゴークリームロール、チョコレートケーキ、アメリカンチェリーカスタードタルト、青森県産ふじりんごのパイ。
グラスデザート2種は ベースは今までと変わりませんが、トッピングは夏仕様に。

ヴァローナチョコレートムース パッションフルーツソースは ”トロピカル×チョコ”のド真ん中を行く、強い酸味と コク深さ。チョコムースは ふわトロ食感で、濃厚だけど 軽く頂けます。
岩手県しあわせ牧場ミルクのプディングは 赤い部分はチェリーやラズベリーを使ったゼリーだそう。果実の爽やかさも加味していますが、やはり美味しさの主体は ミルクのプディング。もっちり・ねっとり、舌に来る ミルキーさ。

アメリカンチェリーカスタードタルトは カスタードよりもレモンカードに近いでしょうか、チェリー以上に柑橘味が効いており、レモンパイ的なイメージ。
奥の チョコレートケーキは ねっちり・純なチョコケーキ。アメリカンなチョコケーキよりも、私はこちらのほうが好きです。

マンゴークリームロールは まるでマンゴープリンを巻き込んだケーキのよう。上にペタッと張り付いた果肉、巻き込まれた果肉のみならず、クリームが超マンゴーです。”フルーツ風味クリーム”はあまり好みではないものの、ここまでクッキリとフルーツが活かされたものなら大大大歓迎!


デザート③

マンゴーシャーベット、バニラアイスクリーム。
アイスは季節の果実を使ったものが1品と、定番のバニラ。
衝撃を受けたのがバニラアイスクリーム。もうね、バニラがね、バニラが凄いんです!!ちょっと黄色みがかっていて、卵黄のコクも力強く、半端なく濃厚。バニラアイスは今までもありましたが、配合が変わったのでしょうか、こんなに濃く香り高い物と感じたのは初めてです。
マンゴーシャーベットは 完熟果肉のトロみがそのまま反映され、舌にまとわりつく 濃さ。
クランブルをトッピングしましたが、胡桃がとカシッと乾いていて、これまた美味しかったです。


デザート④

バニラアイスクリームを単で おかわり。
写真映えしませんが、本当美味しすぎる。

以上

ホテルランチブッフェでは、こちらを上回るお店は知りません。
フルブッフェを凌ぐ 豪勢な前菜、妥協なきデザート、そして完璧なるサービスや補充。

次回も非常に楽しみです。

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