パレスホテル東京の6階にあるフランス料理『CROWN(クラウン)』のランチに行ってきました。憧れのシグネチャーデザート「ピアノショコラ」を求めて奮発。
ピアノショコラ付きランチコース
一休.com限定 15,000円(税・サ込)
今回は一休.comの15,000円のコースを予約しましたが、料理メニューは「デリス」(税サ込13,200円のコース)と同じ、そこに食前酒と窓際確約の特典が付き、季節のデザートの代わりにピアノショコラになる、といった内容でした。他のコースでもプラス料金でピアノショコラを付けることが可能だとか。
※ ブッフェではありません。
シャンパン。
小菓子。
アミューズの前に、指でヒョイっとつまめるフィナンシェとクッキーが登場。レモンの酸味が効いています。
アミューズブーシュ①。
アミューズ1品目はパプリカのフロマージュブラン。春に伺った『プリヴェ』のアフタヌーンティーにほぼ同じ品がありました。中身は酸味の効いたチーズムース、表面は真っ赤なパプリカで夏らしく。
アミューズブーシュ②。
続いて縞鯵を使った1品。半熟うずら卵&わさびのタルタル。
無塩エシレバター。
パン。
ブリオッシュとチャバタは自動的にサービスされましたが、後からパンのワゴンがやってきて、数種類から好きなだけ選べました。
キューブ型のブリオッシュがとても美味しい。中はバター香るモチふわ生地、外は”薄皮”といった感じでパリパリ。角々は特に香ばしく、食べて早々おかわりしました。
前菜①。
帆立貝のカルパッチョ/梅酒のジュレ/紫蘇のアイスクリーム/梅のクランブル
お皿に薄~く梅酒のジュレが張られ、薄ピンクとカラフルな野菜が綺麗です。味付けは梅肉の塩気がメインで、そこに梅酒やハーブの風味がほんのり。球体の生野菜がシャキシャキ。
紫蘇のアイスクリームは さっぱりしつつ 滑らかクリーミー。見た目、味わいとも夏らしい ひと皿でした。
パンのワゴン。
ここで、大量のパンがワゴンで登場。好きなだけ選んで良いとのことで、心は わっしょい!!!……でしたが、空気を読んで4つだけにしました。(プレートに乗り切る量だから、多分セーフ!)
選んだパンは温めてからテーブルに運び直して下さいます。
黒胡麻、黒オリーブ、さっきのキューブ、ライ麦。
クラストが パキッ!カリッ!と力強く、クラムがもちもちのライ麦パン…、エシレバターを塗って口に運ぶと、キューブを上回る感動!!さらにおかわりを勧めてくださり、ライ麦パンをもうひと切れ頂いたのは内緒です。
前菜②。
夏野菜のニソワーズ/ブラックオリーブのエミュルジョン/温度卵
前菜2品目は、オリーブソースで頂く 温野菜の温玉添え。
野菜の配置の鮮やかさ&食感の良さに、また感動。
温玉、もとい、「温度卵」は67℃だそうです。こだわりのトロトロ~。
魚料理。
ハタのポワレ/カリフラワーのデクリネゾン/イベリコベジョータ生ハムのエキュム
その場でソースをかけて下さいます。
ジューシーな白身魚に バターの効いたソース、という王道の美味しさでした。生ハムの塩気もソースの一部となり、こちらの料理が一番気に入りました。
カリフラワーは色々な調理法で楽しめ、クスクスを見立てたというカリフラワーはドライな感じ(?)。見た目も食感も楽しかったです。
肉料理。
金華豚フィレ肉のベーコン巻/豚足のクロメスキ/トリュフを加えたポレンタ/ディジョンマスタードのジュ
肉料理は牛肉or豚肉が選べ、私は豚肉にしました。
黒い鞠は「豚足のクロメスキ」、すなわち洋風コロッケ。黒い衣は竹炭だそうです。
メインの豚肉は フィレ肉なので脂は少ないですが、驚くほど柔らかでした。豚の水分&旨味がジュワ~っと密。ソースは私には少し濃かったかも。
同伴者セレクトの牛肉はこんな感じでした↓。
国産牛フィレ肉のグリエ/ボーフォールチーズのドフィーヌ風グラタン/枝豆とサマートリュフ
プレデセール。
メインデザートの前のミニデザートは、リンゴと生姜のジュレ。キーンと冷たいのは、レモン味の氷でしょうか。すっきりとしていて、肉料理とデザートの切り替えには最適な一口でした。
ピアノショコラ。
さあ、お目当てのピアノショコラ!!!
かねてより憧れのデザートだったので、実物にお目にかかれて うっとり。
鍵盤に3本の脚、作りが細かくて とても可愛いです。
苦味の効いたコーヒーのソースは大人のお味。
ピアノ自体は わりと素朴なチョコムースでした。ミルクとチョコレートのコクに、ふわりと漂うナッツ。
ビターなカカオソルベの器は、パリパリのチュイール。上部の飾りも飴細工なので全て可食です。ピアノ本体はシンプルながら、繊細で洗練された ひと皿でした。
紅茶とミニャルディーズ。
食後の飲み物はコーヒーor紅茶から、紅茶をチョイス。
小さなお菓子は、巨峰&マスカットゼリーをサンドしたマカロン、キウイとココナッツのタルト、ブラッドオレンジのマシュマロ。
最後に「ガトー・マルジョレーヌ」のサービスも。
『プリヴェ』のアフタヌーンティーでも頂いた、ナッツとチョコを重ねた濃厚ケーキ。
ピアノはチョコらしいケーキでしたが、こちらはナッツの香ばしさがメインなので別腹。
会計の待ち時間にも、飲み物のおかわりを勧めてくださり、紅茶をもう1杯。入店から退店まで くまなく楽しめる仕組みでした。
以上。約2時間、ひと皿ひと皿アートを鑑賞しながら楽しく・美味しく頂きました。サービスも心地よく、何より憧れのピアノショコラを頂け、良い体験ができたと思います。
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食前酒付Wメインを堪能できる全5品!デザートには「ピアノショコラ」★15,000円